環境・社会報告書
2013
Environmental and Social Report2013年10月発行 本報告書は、環境に配慮した制作・印刷方法を採用しています。 本 社
東京本社
〒530-0005 大阪市北区中之島2-2-7 中之島セントラルタワー TEL.06-6223-2371 FAX.06-4706-9909
〒108-0075 東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー TEL.03-6716-7300 FAX.03-6716-7330
本報告書では、レンゴー株式会社の地球環境保全の考え方や取 り組み・実績を中心に、社会的側面も含め2012年度の活動を報告 しています。
特集ページでは、当社の目指す姿「GPI(ゼネラル・パッケージン グ・インダストリー)」としての取り組みを、環境活動のキーワードで ある「軽薄炭少
®
」と、新たに改訂した経営理念の重要項目である 「顧客満足・信頼の獲得」という観点から紹介しています。環境報告 ページでは定量的なデータをできるだけ開示し、さらにこれらの情 報の信頼性を確保するために第三者審査を受けています。編集方針
1. 段ボール、段ボール箱、紙器、その他紙加工品の製造・販売 2. 板紙(段ボール原紙、白板紙、紙管原紙等)の製造・販売 3. 軟包装製品、セロファンの製造・販売
4. 重包装製品(ポリエチレン重袋、クラフト紙袋、コンテナバッグ等)、 樹脂加工品の製造・販売
5. 包装関連機械の販売
6. 各種機能材商品(多孔性セルロース粒子、ゼオライト高機能パルプ、 ワサビ・カラシ成分を利用した天然系抗菌剤等)の製造・販売 7. 不織布、紙器機械、新聞用紙の製造・販売、運送事業 ほか
事業内容
事業の現況
社 名
代 表 者
創 業
設 立
資 本 金 所 在 地
売 上 高
従 業 員 数
グループ企業
:レンゴー株式会社( Rengo Co., Ltd.) :代表取締役社長 大坪 清
:1909年(明治42年)4月12日 :1920年(大正9年)5月2日 :31,066百万円
:本 社
:東京本社
:502,625百万円(連結) :281,176百万円(単体) :13,082名(連結) :3,676名(単体) :56社
会社概要
(2013年3月31日現在)活動拠点
(2013年3月31日現在)本報告書に掲載している情報について、算定 方法の妥当性、算定結果の正確性について第三
者審査を受けており、その対象となる情報については、各項目に審 査済みであることを示す検証マークを記載しています。
審査の範囲はレンゴー株式会社の生産部門・非生産部門としています。 審査の対象はエネルギー投入量および二酸化炭素排出量としています。 なお、算定には自主参加型国内排出量取引制度 モニタリング・報 告ガイドラインを参考にしています。
第三者審査対象範囲
報告範囲
発行時期
対象組織
レンゴー株式会社を報告対象としています。 (一部関連会社の情報も含みます)
報告対象期間
2012年度(2012年4月1日∼2013年3月31日)を基本としてい ます。(一部2013年度の内容も含みます)
国内事業所
本社、東京本社、研究所、包装技術センターのほか、全国を網羅する 国内事業所(製紙工場5、段ボール工場26、紙器工場3、印刷加工 工場1、化学品・バイオ工場1※、セロファン工場1)を擁しています。
前回:2012年10月 今回:2013年10月 次回:2014年10月予定
参考にしたガイドライン
環境省「環境報告ガイドライン(2012年版)」
作成部署・お問い合わせ先
レンゴー株式会社 環境・安全衛生部 TE L:06-6223-2371(代表)FAX:06-4706-9909
URL:http://www.rengo.co.jp/ E-mail:[email protected]
検 証
売上高
72.7%
板紙・紙加工 関連事業
600,000
400,000
200,000
0
2009 2010
2008 2011 2012(年度)
(百万円)
474,878 492,628502,625 446,659 457,386
286,667
286,667 288,775288,775281,176281,176 290,122
290,122280,342280,342
従業員数 売上比率(2012年度連結)
15,000 12,000 9,000 6,000 3,000 0 2009 2010
2008 2011 2012(年度) 12,267
3,568 3,568
12,96113,082
3,638 3,638 3,6763,676 9,089 2,592 2,592 11,182 3,570 3,570
経常利益
40,000 30,000 20,000 10,000 0 2009 2010
2008 2011 2012(年度) 31,189 20,400 20,400 24,59224,236 15,453 15,453 13,320 13,320 13,015 10,501 10,501 31,385 22,180 22,180
その他の事業
6.7%
海外関連事業
4.6%
重包装 関連事業
4.8%
軟包装 関連事業
11.2%
本社(2) 製紙工場(5)
段ボール工場(25)・分工場(1) 紙器工場(3)
印刷加工工場(1) 化学品・バイオ工場(1) セロファン工場(1)
研究所・包装技術センター(4)
目 次
当社ウェブサイトの「環境・社会」のコーナーでは、2001年から 発行した報告書のほか、詳細な環境パフォーマンスデータなどの 情報もご覧いただけます。
http://www.rengo.co.jp/environment/report.html
ウェブサイトのご案内
単体 連結
(人) 連結 単体
(百万円) 連結 単体
特集 環境・社会課題に応えるレンゴーグループ
トップメッセージ 事業内容
3 5 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第三者審査・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34 8 7 ・・・・・・・・・・・・ 10 ・・・・・・ 13 ・・・・・・・・・ 17 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21 ・・・・・・・・・・・・・ 23 ・・・・・・・・・・・・・・・ 29 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 27 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
CSRマネジメント
地球環境のために
社会とともに
286,667 288,775281,176 290,122 280,342
報告概要
10,501 20,400
15,453 13,320 22,180
3,568 3,638 3,676 2,592 3,570
※ 従業員は就業人員です
2012年度活動報告
項 目 記載ページ
1
1-2,5-16,21-28 環境省「環境報告ガイドライン(2012年版)」との対照表
1. 環境報告の基本的事項
2. 環境マネジメント等の環境配慮経営に関する状況
3. 環境報告の概要
2. 経営責任者の緒言 3-4
22 4. マテリアルバランス
7,19-21
3. 事業活動に伴う環境負荷および環境配慮等の取り組みに関する状況
1. 報告にあたっての基本的要件
1. 環境配慮の方針、ビジョンおよび事業戦略等
1. 資源・エネルギーの投入状況
17,19-20
8-14,24-25,29
8-10,22-23,26 2. 資源等の循環的利用の状況(事業エリア内) 22,25-26 3. 生産物・環境負荷の産出・排出等の状況 9,21-28 4. 生物多様性の保全と生物資源の持続可能な利用の状況 8,21,30 29-33 2. 組織体制およびガバナンスの状況
3. ステークホルダーへの対応の状況
4. バリューチェーンにおける環境配慮等の取り組み状況
1.環境配慮経営の経済的側面に関する状況 Web 2.環境配慮経営の社会的側面に関する状況 29-33
4. 環境配慮経営の経済・社会的側面に関する状況
1.後発事象等
2.環境情報の第三者審査等 34 −
5. その他の記載事項
〒530-0005 大阪市北区中之島2-2-7 中之島セントラルタワー
TEL.06-6223-2371 FAX.06-4706-9909 〒108-0075 東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー
TEL.03-6716-7300 FAX.03-6716-7330
「板紙」での取り組み
「段ボール」での取り組み
「紙器」
「軟包装」
「重包装」
「機能材」での取り組み
コーポレート・ガバナンス コンプライアンス
環境マネジメント
環境負荷低減への取り組み 二酸化炭素排出量の削減 資源の有効活用
環境汚染の予防
地域社会貢献活動 働きやすい職場づくり
本社
東京本社
中央研究所 大阪包装技術センター 中央研究所(福井)
東京包装技術センター 利根川事業所(製紙工場) 八潮工場 金津事業所(製紙工場)
淀川工場 尼崎工場
旭川工場
青森工場
新仙台工場
福島矢吹工場
小山工場 前橋工場
東京工場 千葉工場
湘南工場 清水工場 長野工場
松本分工場 新潟工場
豊橋工場 名古屋工場 福井工場
滋賀工場
新京都事業所(段ボール工場) 三田工場
和歌山工場 岡山工場
広島工場 防府工場
松山工場 鳥栖工場
利根川事業所(紙器工場)
葛飾工場
新京都事業所(紙器工場)
利根川事業所(加工工場) 武生工場
恵庭工場
金津事業所(化学品・バイオ工場)
たゆまぬ意識改革とイノベーションを通じて、
パッケージングで社会に新たな価値を提案します。
トップメッセージ
2013年1月1日、当社グループで働く一人一人が、日々の事業 活動において、よって立つ指針となる経営理念を改定いたしま した。当社創業以来の精神を継承しつつ、その後の社会情勢の 変化もふまえ、未来に向けた新たな指針として改めたものです。 ゼネラル・パッケージング・インダストリー=GPIレンゴーとして、 これからもパッケージングの新たな価値の創造はもちろんの こと、企業市民として、持続可能なよりよい社会づくりにも積極的 に働きかけてまいります。
物の動きに欠かせない存在である段ボールは、100%リサイ クル可能な地球環境に優しい持続可能な包装材です。段ボール がその優れた環境性能で輸送包装の主役であり続ける基本が、 世界の模範といわれるわが国の古紙リサイクルシステムです。段 ボールは製品として届けられる動脈物流のみならず、古紙とし て回収される静脈物流も完備し、環境に優しいだけでなく、リサ イクルシステムが経済活動としても機能しています。あらゆる 面で段ボールはまさに社会のインフラといえる存在であり、段 ボールをはじめとした当社グループのパッケージング事業は、 事業活動そのものがCSRを体現しているともいえるのです。 先の東日本大震災で壊滅的な被害を受けた当社仙台工場を、 わずか1年で新仙台工場として再建したのも、雇用の場の確保と ともに、地元経済と表裏一体の関係にある段ボール工場がいち
早く立ち直ることで、震災復興の推進役を担いたいとの思いから でした。
さらに現在、福島県南相馬市にあるグループ会社の丸三製 紙で新しい抄紙機(段ボール原紙製造設備)の更新を進めてい ます。南相馬市も、大震災では地震と津波の被害は甚大なもの でしたが、その後の原発事故による風評被害ともいえる影響が いまだに深刻な状況にあります。装置産業である製紙の投資 は巨額にのぼりますが、同社が将来にわたり盤石な基盤を築く ことで、地元南相馬での雇用を増やし、税金を納め、地域経済 を再生していくための重要な第一歩として、震災からの復興も 念頭にグループをあげて取り組んでいるところです。
こうした CSR経営を国内外で展開していく精神的バック ボーンの一つとして、当社は国連グローバル・コンパクトに参 加しています。国連グローバル・コンパクトとは、世界各国の企業、 団体に対して、人権、労働、環境、腐敗防止に関する10原則を 支持し、自発的に実践することを呼びかけるプログラムです。 当社はこの国際的な取り組みを全面的に支持するとともに、その 精神を尊重しながら企業としての責任を果たしてまいります。 なお、2012年6月、当社ならびに一部のグループ会社において、 段ボールシートおよび段ボールケースの取引に関し、独占禁止 法違反の疑いがあるとして公正取引委員会の立入検査を受け、 現在、同委員会の調査が継続しております。当社はかかる事実 を真摯に受け止め、調査に全面的に協力するとともに、グループ をあげてコンプライアンス体制の一層の整備、強化のための 諸施策に鋭意取り組んでおります。
環境経営のキーワード「軽薄炭少®」を
さらに進化させた「Less is more.」で、製品と
生産の両面から地球環境保全に取り組みます
段ボールの新たなイノベーションとして「デルタフルート」 を開発しました。段ボールは100年前も今も、その基本的な 構造は全く変わっていません。しかし、消費の多様化、高度化、 物流の発達、環境意識の高まりなど、世の中は刻々と変化して おり、段ボールもそれに合わせて進化しなくてはなりません。 その一つの回答が「デルタフルート」であり、トップメーカーの 責務として、自らイノベーションの風を起こし、世界にその心 意気を示すとともに、段ボールの新たな需要を開拓してまい ります。
デルタとは、段ボール規格の名称として、従来からあるA、 C、Bフルートに次ぐ、4番目に薄いフルートを表す「D」を意 味するとともに、「微小な」「小さな」という意味が込められてい ます。「薄い」というデルタフルート段ボールの特徴を明確に 打ち出すとともに、わが国の段ボール104年の歴史において、 常にそのイノベーションをリードしてきたレンゴーの独創性 への自負も込め、これまでの段ボールとの違いを強調するた めに、単なるDフルートではなく「デルタフルート」と命名いた しました。
「軽薄炭少
®
」をさらに進めた「Less is more.」を体現する 「デルタフルート」は、エネルギー消費を抑え、CO2排出量は少なく、少資源で大きな価値を生むイノベーションです。
ゼネラル・パッケージング・インダストリー
=GPIレンゴーとして、
パッケージングの新たな価値を創造し続けます
現場にこそ真理がある。徹底した現場主義こそレンゴーグ ループの力の源です。それぞれの現場を熟知した当社グルー プに働く全員が、新しいイノベーションの風を起こしていく主 役です。
GPIレンゴーのミッションは、板紙、段ボール、紙器、軟包装、 重包装、海外という6つのコアコンピタンスによるヘキサゴン (六角形)を中心に、企画力やデザイン力などソフト面での付
加価値向上による販売促進、包装ラインにおけるシステム提 案、またロジスティクスまでをも含めた総合的な物流改善な どで、お客様には中身となる商品を作っていただき、それ以外 は全てお任せいただける存在になることです。
パッケージングの革新はもちろんのこと、グローバルな企業 市民として、より良い社会、持続可能な社会の実現に向けても 積極的に働きかける存在であり続けたい。これからも、事業 活動そのものがCSRであると胸を張って言えるよう、新たな 経営理念のもと、さらなる努力を続けてまいります。
経営理念を改定し、
企業市民として社会に対しても積極的に
働きかけてまいります
けい はく たんしょう
レンゴーグループは、明治42年(1909年)創業者井上貞治郎が日本で初めて段ボールを世に送り出して以来、時勢の変遷に対応 して最も優れたパッケージング(包装)を提供することにより、お客様の商品の価値を高め、社会に貢献しつづけてまいりました。
わたしたちは、これからも、あらゆる産業の物流に最適なパッケージング(包装)を総合的に開発し、ゼネラル・パッケージング・インダス トリーとして、たゆみない意識改革と技術革新を通じてパッケージング(包装)の新たな価値を創造しつづけるために、次の指針に
基づいて行動します。
レンゴーグループ経営理念
代表取締役社長
1. 活力ある事業活動を通じて、お客様の満足と信頼を獲得し、繁栄と夢を実現すること。
2. 高い倫理観を持ち法令遵守を徹底し、常に誠実に行動すること。 3. 積極的かつ正確な情報開示を通じ、広く社会とのコミュニケー
ションに努めること。
4. 働く者一人一人の価値を尊重し、安全で働きやすい環境づくりに 努め、ゆとりと豊かさを実現すること。
5. 地球環境の保全に主体的に取り組むこと。 6. 良き企業市民として社会に貢献すること。
The General Packaging Industry
GPI
製紙 段ボール 紙器 軟包装 重包装 その他拠点 常熟
連雲港
台北 都江堰
ナワナコーン パツムタニ ラチャブリ
チョンブリ サムサコーン ノンタブリ
サラブリ コンケン ハノイ
ブラチンブリ サムップラカーン
ラヨン チャチェンサオ
ソンクラー
ホーチミン 米国
2013年6月末現在
スバンジャヤ
シンガポール シンガポール マレーシア タイ
ベトナム
ジャカルタ カラワン
スマラン スラバヤ インドネシア
大連 天津
青島
無錫 上海 鶴山
中山 香港 深圳 佛山
中国
※ 軟包装、重包装、その他拠点には 非連結対象会社を含む レンゴー上海事務所・
上海包装技術センター
板紙事業
古紙を主原料に、段ボール原紙や紙器用板 紙、紙管原紙などさまざまな板紙を製造して います。生産の効率化により環境負荷の低減 に努め、軽量原紙など省資源型の製品開発 にも取り組んでいます。
段ボール事業
一般的な段ボールからさまざまな機能を有 する段ボールまで、用途に応じた幅広い製品 を提供しています。Cフルート段ボールやデ ルタフルートなど、より環境負荷の低い製品 の開発・普及も積極的に推進しています。
紙器事業
商品の魅力を伝え、訴求力を高める多彩な紙 製パッケージを開発・提案しています。企画・ グラフィックデザインから製造までトータル にサポートし、省資源など環境に配慮した製 品開発にも取り組んでいます。
軟包装事業
フィルム包装、成形品をはじめ、木材パルプを 原料としたセロファンなど、商品を美しく包み、 やさしく保護する各種の軟包装を提供していま す。フィルムの薄物化などの環境に配慮した製 品の開発にも取り組んでいます。
重包装事業
ポリエチレン重袋、コンテナバッグやクラフト 紙袋などの重包装や樹脂加工製品、ラミ ネート製品などの容器包装を提供しています。 環境適合型製品の開発にも注力しています。
海外事業
海外においては7拠点43工場を展開していま す。国内・国外に広がる生産ネットワークで、そ れぞれの地域のお客様のニーズにお応えし、 パッケージに関わる総合的なソリューション を提供しています。
ハワイ
ゼネラル・パッケージング・インダストリーを目指して
事業内容
軟包装 フィルム包装
ラベル シュリンクラベル
セロファン コートフィルム
紙器 一般紙器 ギフトパッケージ
マルチパック マイクロフルート
白板紙
機能性段ボール 美粧段ボール
段ボール原紙 加工紙・テープ
PDPシステム 物流システム 段ボールパレット
POP広告 レンゴーグループは現在、「板紙」「段ボール」「紙器」「軟包装」「重包装」「海外」の
6つのコア事業を中心に多彩な事業を展開しています。
パッケージングのベストパートナーとして、「環境配慮」と「顧客満足の獲得」を目指しイノベーションを積み重ねています。 あらゆる産業のすべての包装ニーズに対して、積極的に働きかける提案型の
企業集団「GPI=ゼネラル・パッケージング・インダストリー」を目指して、
人にも環境にも優しく社会が求める総合的なパッケージングサービスを提供していきます。
トータルパッケージングサービス グローバルネットワーク
6つのコア事業
物流 店頭販促
商
品
消
費
者
お
客
様
段ボール箱
ポリエチレン重袋 クラフト紙袋 フレキシブル コンテナバッグ
重包装
使う人の
満足と信頼
を目指し取り組んでいます。 をキーワードに地球環境保全に取り組んでいます。
け い は くた ん しょう
軽薄炭少
®
企画・提案
(商品企画/コストダウン/包装設計/販売促進/ユニバーサルデザイン)段ボールにリサイクル される段ボール古紙
特集 環境・社会課題に応えるレンゴーグループ
生物多様性
に配慮
適正に管理された木材
パルプを調達
生物多様性に配慮した原料調達を実践
するため、「木材パルプの調達方針」に基
づき、海外購入品は森林認証システムの 証明書を、国内購入品は合法証明書を 入手し、適正に管理された森林の木材から 作られたパルプであることを確認してい ます。また毎年、日本製紙連合会の「違法 伐採対策モニタリング」を受けています。
1.パルプの調達にあたり、法令を遵守して生産 されたパルプを調達する。
2.木材原料(チップ)の出所が遡れ、適正に管理 された森林より生産されたものであることが 確認できるサプライヤーから調達する。 3.サプライヤーから「違法伐採木材は取り扱わ
ない」という誓約書並びに、トレーサビリティ レポートを入手する。
4.毎年度の違法伐採対策の取り組みについて、 その概要を公開するとともに、第三者の監査 を実施する。
5.違法伐採対策に関連する資料は最低5年間 保管し、監査などの必要に応じ開示する。
木材パルプの基本調達方針
社外ステークホルダーの声
高品質な製品生産のため、相互協力関係を構築
古紙の回収・選別で特に注意しているのは「異物の混入」や「におい・ 油・水分の付着」です。我々古紙卸業者が分別するだけでなく、正しい 分別の仕方を、排出者の皆様に周知徹底することが、製紙原料の質 の向上につながります。レンゴーは段ボールのリサイクル促進の ための啓発活動に尽力されており、我々も大いに助かっていま す。これからもレンゴーと手を携えて、古紙リサイクルの促進 はもちろん、段ボールのリサイクルマークや環境配慮製品 の存在とその意義を広く社会に周知していきたいと考え ています。
大久保 薫 様
株式会社 大久保 常務取締役
特集
環境・社会課題に応えるレンゴーグループ
使う人の
満足と信頼
を目指し取り組んでいます。
「グリーンパートナー」として
イノベーションを通じて
人にも、環境にも優しい
最適なパッケージングを提供します
GPI
The GeneralPackaging Industry
「軽薄炭少
®
」。軽くて薄い、そして二酸化炭素排出量の少ない パッケージづくり。それが人と地球の未来を考えたレンゴーの環 境への取り組みのキーワードです。100%リサイクル可能な段 ボールを発祥とするレンゴーでは、たゆみない意識改革とイノ ベーションを通じて「持続可能な地球環境の実現」に向けた取り 組みを事業活動全体で推進しています。「パッケージングのベストパートナー」として
段ボールをはじめとするパッケージは物流に欠かせないもので あり、現在では「包む」「守る」という基本機能だけでなく「装う」 「伝える」というコミュニケーションツールとしても進化し続けて
います。レンゴーはあらゆる産業のすべてのニーズに積 極的に働きかけ、お客様や社会の課題を解決する イノベーションを追求します。
をキーワードに
地球環境保全に取り組んでいます。
け い は く た ん し ょう
軽薄炭少
®
製紙原料としての古紙の
利用率を拡大
古紙利用率
97.8
%
機密古紙投入量
5,485
t
レンゴーでは、古紙の有効活用を通じて 森林資源を保全するため、研究所や製 紙工場で古紙利用技術の開発を進めて います。また、今まで利用されていな かった機密書類の処理設備も導入し、さ らなる利用拡大を図っています。
機密古紙の利用拡大
八潮(埼玉県)、尼崎(兵庫県)の東西製 紙工場に機密書類専用処理設備を導入 しています。従来、機密書類は焼却処理 されることがほとんどでしたが、セキュリ ティの完備された施設内で、受け入れた まま開封することなく処理し、板紙の原 料として利用しています。
(%)
板紙の古紙利用率※の推移
120
90
60
30 58.9
85.8 92.5
89.5
96.5 97.8 97.9 97.8
92.8 92.8 92.9
2012
1970 1980 1990 2000 2010 2011
(年度) 板紙業界
レンゴー
79.2 76.5
70.2
出所:(公財)古紙再生促進センター
※ 板紙製品全体の原料に占める古紙の割合
※1 規定に準じ管理されたパルプ
※2 日本製紙連合会の「違法伐採の自主的な取り 組み」に基づき管理されたパルプ
※3 メーカーから、(違法伐採をしていない旨の) 宣言書、チップの入手先と森林認証の割合に関 するレポートを入手している
パルプの購入先と比率(2012年度)
原産国
日本 南アフリカ インドネシア ブラジル カナダ チリ スウェーデン※3
77.8 5.1 4.6 4.2 4.1 3.6 0.6 構成比
(%) 個別管理 ※2 パルプ 認証パルプ※1
FSC PEFC
○
○ ○ ○
○ ○
「板紙」での取り組み
合法証明システムについてはWebをご覧ください。
バイオマスの利用でCO
2排出量を削減
CO
2排出量
6,100
t
削減
削減
軽量原紙、LCC原紙の開発で、段ボールの省資源化
段ボールの平均坪量
7.1
%
削減
「板紙」での取り組み
主な開発原紙
坪 量 商品名
坪 量 商品名
(軽量原紙)
ライナ 中しん
中しん
中しん
120g/m2
100g/m2
120g/m2
(一般的な160g/m2と同等の強度)
90g/m2
(一般的な120g/m2と同等の強度)
ETSL120 RCM100
LCC120
LCC90 (LCC原紙)
生産現場では、不具合が生じると機械を止めるので生産効率が下がり ます。そこで私たちは、不具合発生の原因を潰していくことでスピー ドアップ=生産の効率化を目指しました。日々の機械メンテナンス と異常箇所の早期発見・改善を実施、若年オペレーターの教育 で練度を上げ、施設・生産管理部門の協力を得て設備を改 善しました。これらにより作業や設備を止める時間・ 回数が減り、生産ロスや消費電力を削減できた結果、 省エネを実現しました。
鈴木 順一
五十嵐 尚彦
「軽くて強く、かつコストダウンにつながる段ボール」―こんなお客様 のニーズに応えるため、LCC原紙の開発はスタートしました。課題と なったのは、従来の製品と同等の強度を付与することはもちろん、 「薄さ」ゆえに紙の表面上に表れる異物や、生産速度を上げると発生
するしわをいかに改善するかでした。これに対し、私たちは「強化 中しん」の開発で培った強化剤の製法をはじめ、他社ではまねの できない技術やノウハウを最大限に活かすことで解決できまし た。今後もさらなる軽量化と強度の両立を追求していきます。 ∼活動の現場から∼従業員の声
LCC原紙の開発で3R推進協議会会長賞を受賞
∼活動の現場から∼従業員の声
徹底的に生産効率を向上させ、省エネを実現
日本包装技術協会木下賞「包装技術賞」を受賞
レンゴーでは以前から工場内で発生す る製紙スラッジ(製紙工程における排出 物)などの廃棄物を燃料として活用して います。2012年には、新たに利根川事 業所にバイオマス焼却設備を導入し、 これにより年間6,100tの二酸化炭素排出 量を削減しています。
2008年度には675TJ だったバイオマスエ ネ ル ギ ー が2012年 度は985TJまで拡大 しました。
太陽光発電の導入で、
生産工場の環境負荷低減
太陽光発電
(自家消費分)1,790
千kWh
災害対策などに期待される
製品を開発
災害時の避難所の間仕切りや床敷きと して段ボールは有効であるものの、火災 による二次災害の危険性がありました。 レンゴーでは、防炎製品認定基準を満 たす防炎段ボール『RAFEP(ラフェップ)』 を開発し、間仕切りだけでなく文書保存 箱など幅広い展開を図っています。
軽量原紙の開発やCフ ルート段ボールの推進 など、段ボールの軽量化 の取り組みにより、段ボ ールの1m2当たりの質
量(坪量)を大きく削減。
レンゴーが排出する温室効果ガスの大 部分は、生産活動における燃料や電力 の使用に由来する二酸化炭素です。そ の排出量を削減するため、クリーンエ ネルギーの活用や有効利用による省エ ネルギーに取り組んでいます。
Cフルートの普及とデルタフルートの開発でさらなる省資源
20
%
日本では厚さ5mmのAフルート段ボー ルが主流ですが、レンゴーでは欧米で 主流の厚さ4mmのCフルートの生産設備 を2005年から導入し、普及を図ってきま した。わずか厚さ1mmの違いですが、約
20%減容化され、省資源・省エネルギー、 二酸化炭素排出量削減にも寄与します。 さら に、厚 さ 約3mmのBフ ル ートと 1.5mmのEフルートの中間にあたる厚 さ約2mmの新規格「デルタフルート」段 ボールを2013年春に開発しました。デ ルタフルートにより、段ボールのさらな る軽量化を図り、「軽薄炭少
®
」をより一 層推進します。機能を維持しながらいかにパッケージ を薄く、軽くしていくかを課題とし、省資 源化に取り組んでいます。段ボールの 省資源化に大きく寄与する板紙の軽量 化として、軽量原紙や軽量で強度も高 いレンゴー独自のLCC原紙※を開発し、
普及を推進しています。
※ Less Caliper & Carbon Containerboard
金津工場 管理部 管理課 課長 東京工場 製造部 製造課 貼合主任
(TJ)
バイオマスエネルギーの投入量の推移
1,000
800
600
400
200
0
2012
2008 2009 2010 2011
(年度) 985
638 646 675
段ボールの平均坪量指数の推移
100
98
96
94
92
90
2012
2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 (年度) 100 99.7 99.3 99.4 98.9 98.7
98.2 97.3
96.4
99.7
98.9 98.6 97.7
96.7 95.8
94.4
92.9
Cフルートを導入 軽量原紙を本格展開
「段ボール」での取り組み
防炎製品認定
防炎段ボールRAFEP
・・・・・・ ・・
Aフルート
一般段ボール
燃焼試験1分後の様子
RAFEP
Cフルート 省エネルギー& CO
2削減
Cフルート 約4㎜
容積 約20%減 中しんの
使用量削減 約11万t/年
輸送効率の向上
・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・
Aフルート 約5㎜
特集 環境・社会課題に応えるレンゴーグループ
834
検 証 段ボール業界
レンゴー
年間
材料使用量を削減する環境配慮型製品の開発を促進
材料使用量削減
段ボールを利用している業種の割合
食品関連が約
コーナーカットで
63
%
「段ボール」での取り組み
顧客満足度向上のための3要素 設計の事例
品 質
るか」と「いかにリユースやリサイクルしやすい形態にするか」が私たちの製品の保護を大前提とし、「いかに少ない資源で製品を保護できる形態にす使命です。使用する材料の面積や質量を削減すれば省資源化とな りますが、強度も低下します。そこで箱への罫線の入れ方の工夫
や8角形への形態変更をするなどして強度低下を防いでいま す。また、箱を使った人がリユースをしたいと思ったり、リサ イクルに出しやすい形態にしたりすることで、段ボールの 3Rに貢献できるよう努めています。
南 友和
包装資材に対するニーズは、お客様の製品や使用用途によって それぞれ異なります。そのため個々のお客様に合わせた課題解 決の提案が必要です。お客様の現場を理解するために、何度も お客様の包装現場に訪問し、研究することもあります。もちろん 安価であることは重要ですが、「コストは安いが、使用後の処分に 困る」では良い提案とは言えません。「品質・コスト・環境」の3つ のバランスの取れた提案で、お客様に満足してもらえるように
心がけています。
∼活動の現場から∼従業員の声
お客様ごとの課題対応で顧客満足度向上
∼活動の現場から∼従業員の声
さまざまな設計の工夫で、段ボールの3Rに貢献
段ボールの回収率向上の
ために
98.4
%
「段ボールのリサイクルマーク」は、分 別・排出・回収を容易にし、回収率向上 を促すものです。レンゴーはお客様と 一緒に表示の推進に取り組み、表示率 は90%以上、回収率は98.4%にものぼ ります。
段ボール使用量の圧倒的な用途は、加工 食品の包装です。また、インターネットや 携帯電話の普及などにより、通信販売や 宅配での需要も伸びています。包装する商 品から物流、販売までのすべてを考慮し、 省資源で最適な包装を提案しています。 レンゴ ー 独自の「は い!バリュー パッ ケージ」は、従来の4角形から8角形に
することで材料の使用量を削減し、また 圧縮強度の向上により原紙の軽量化を 可能にしました。コーナーカット部に印 刷を施すことで販売促進効果も高まり ます。パウチやプラスティックボトル製 品の包装を中心に展開しています。
加工食品ほか
53.0%
農産物
9.9%
2012年度 レンゴーグループ
(国内連結) その他 11.2%
化学・薬品 7.1%
通販・宅配・引越 3.7%
繊維 1.4%
陶磁器・ガラス・ 雑貨
5.3%
電気・機械 8.4%
段ボールの需要部門別割合
名古屋工場 営業部 営業課 担当課長
(株)フェリシモ様
リユースが楽しめるお届け箱
月桂冠(株)様 8角形で強度アップした 酒用箱
段ボールの省資源化
材料削減部分 はい!バリューパッケージ
はい!バリューパッケージ
はい!バリューパッケージ
一般A式ケース
一般A式ケース 一般A式ケース
環 境
コスト
地球環境の負荷を 低減すること お客様の負担を
減らすこと
製品を安全に送り届けること
大和 栄治
新京都事業所 段ボール工場 営業部 営業課 包装技術係(%)
段ボールの回収率推移
110
100
90 80
70
60
2012
2004 20052006200720082009 2010 2011
(年) 87.2 90.392.2
100.6 98.4 99.3
96.2
リサイクル普及に向けた
啓発活動
リサイクルの障害になる禁忌品の混入防止活動を推進
ステープル(金属針)や粘着テープ、宅配 便の送り状などはリサイクルの障害にな る異物です。回収された段ボール古紙から 品質の高い板紙を生産するために、禁忌 品の混入を防ぐ啓発活動を行っています。
段ボールをリサイクルに出すときのお願い
出所:段ボールリサイクル協議会 95.1 94.4
封かん時にステープル (金属針)やテープを使 わない環境に優しい段 ボールです。
「ノンステープル 段ボール」
特集 環境・社会課題に応えるレンゴーグループ
使用済み段ボールの適正 なリサイクル促進のため、 リサイクルマークでリサイ クル可能な段
ボールである ことを示して います。
リサイクルマークの表示
段ボールの回収率
ステープルははずす テープははがす ラベルははがす フィルムが貼られている箱は
マルチパックの省資源化推進
材料面積
削減
以上削減
13
%
軽量かつ柔軟性に富む
放射線遮へいシートを開発
放射線
50
%
遮へい
特集 環境・社会課題に応えるレンゴーグループ
「紙器」
「軟包装」
「重包装」
「機能材」での 取り組み
ユニバーサルデザイン
小池 亜衣
パッケージは商品の「顔」。どれだけわかりやすく商品の特長を訴えられる かが勝負と考え、売れる商品の「顔づくり」に挑んでいます。もちろん、ただ 売れればよいというわけではありません。お客様は自社商品への思い入 れが強くなる傾向があり、偏った視点になりがちなので、客観的な提案を 意識しています。さまざまな人の利用に配慮した「ユニバーサルデザイン」 などのように、誰もが感じている不満や不便を解消するデザインを目指し ています。
∼活動の現場から∼従業員の声
客観的な視点で、社会全体の不満・不便を解消する
デザインを追求
水性フレキソ印刷化で
CO
2排出量を削減
放射線遮へいシートは、福島第一原発 事故をきっかけに開発しました。発電所 以外にも、保育園・学校などの公共施設、 除染の進んでいない森林地域での用途
や家屋の遮へい用途も展開中です。また、
病院や手荷物検査機、食品異物検査機 などのエックス線遮へい用鉛素材の代 替用途としても期待されます。
板紙製の飲料缶用マルチパックとして 開発したTCラップでは、天部のマチと 底部の挟み込み固定機構が独立してい ます。そのため標準タイプに比べ、缶を しっかりと保持することで、強度、機能 性、美 粧 性 を 損 な わ ず、材 料 面 積 を 13%削減できました。これからもさらな る省資源化を推進します。
CO
2排出量
50
%
飲料用ペットボトル向けロールラベル の印刷方式を、グラビア印刷から水性 フレキソ印刷にする取り組みを進めて います。有機溶剤を使用するグラビア 印刷に比べ、水性フレキソ印刷は有機 溶剤をほとんど使用しません。また、 インキの使用量も少なくできるため、 ロールラベルのライフサイクルでの二 酸化炭素排出量を50%以上削減するこ とができます。
レアアースを使わない蛍光発光体「ガイアフォトン
®
」を開発
レアアース
レンゴーでは、希少金属の一種である レアアース(希土類)を使用しない全く 新しい蛍光発光体「ガイアフォトン®」を 開発しました。国際的に高騰あるいは 逼迫しているレアアースを使用せず、 一定範囲の紫外光を照射することで発 光するという特性があるため、照明用の 発光体や包装分野への応用が期待され ます。実用化に向けて、さまざまな取り 組みを行っています。
シートの厚さと 放射線遮へい率
「ガイアフォトン
®
」の使用例 印刷方法によるライフサイクルでのCO2排出量の比較紫外光照射後
デザインマーケティングセンター アートディレクター
マルチパック TCラップ
材料削減部分
放射線 遮へいシート
厚み
放射線 遮へい率
20mm
約50%
1mm
約3%
※ 上記値は測定条件により異なります
※ 自社算定による
放射線遮へいシート
(g-CO2/枚)
0 1 2
3.9
1.6
3 4 5
グラビア 印刷
水性フレキソ 印刷
フィルム インキ ラベル製造(VOC燃焼を含む) 廃棄
レンゴーは2012年、
「CSRマネジメント」
「地球環境のために」
「社会とともに」の分野で
着実に取り組みを前進させました。
ここでは、その活動内容と2012年度の実績や
成果をご紹介します。
CSRマネジメント
国連グローバル・コンパクトを支持しています
2012年度外部評価一覧※製品 に関する評価
事業活動 に関する評価
パッケージ に関する評価 コミュニケーション に関する評価
地球環境のために
社会とともに
環境負荷低減への取り組み
エコアクションプラン「エコチャレンジ020」/ 「エコチャレンジ020」の実績と目標/生産活動におけるマテリアルバランス
P.21-22
地域社会貢献活動
従業員による出前授業で地域の子どもたちの学習に貢献/ 企業参加型メガソーラー事業「大阪ひかりの森プロジェクト」に参加/ 市町村の方々と連携して災害に強い街づくりを支援/
全国の工場で太陽光発電による電力供給/ 「ビオトープ」での生物多様性の保全活動を推進
P.29-30
働きやすい職場づくり
ワーク・ライフ・バランスに配慮した雇用環境を整備/ VOICE:育児休業制度利用者の声/
年間400回の労使協議会を通じて健全な労使関係を構築/ 安全衛生委員会で労使が一体となり健全な職場づくり/ 震災被害にあった従業員・家族への支援と雇用維持に尽力/ 従業員一人ひとりから人権尊重の環境づくりを推進/ 将来を担うグローバル人材の育成を積極的に推進/ キャリアに応じたきめ細かい教育研修を実施
P.31-33
二酸化炭素排出量の削減
二酸化炭素排出量の削減実績/物流部門での取り組み/ 非生産部門での取り組み/ VOICE: 生産担当者の声
P.23-24
資源の有効活用
廃棄物の削減/廃棄物管理の推進/水資源の保全
P.25-26
環境汚染の予防
化学物質の適正管理/ VOC(揮発性有機化合物)の削減/ PCB廃棄物の管理/大気汚染の削減/土壌汚染の対策
P.27-28
コーポレート・ガバナンス
基本的な考え方/取り組みについて/内部統制
P.17
環境マネジメント
レンゴーグループ環境憲章について/環境経営推進体制/ 環境マネジメントシステム/環境情報管理システム「エコループ」/ リスクマネジメント/法令の遵守状況/環境教育
P.19-20
コンプライアンス
基本的な考え方/コンプライアンス推進体制/ 内部通報制度/海外子会社での取り組み/ コンプライアンス教育
P.18
受賞名 対 象
大阪工研協会第62回「工業技術賞」
平成24年度リデュース・リユース・リサイクル(3R) 推進功労者等表彰「3R推進協議会会長賞」
2012年日経優秀製品・サービス賞「優秀賞 日経産業新聞賞」 日本包装技術協会木下賞「包装技術賞」
SMBC環境配慮評価融資
埼玉県目標設定型排出量取引制度 準トップレベル事業所認定 平成24年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰
日本電気協会北陸支部会長表彰 Pentawards2012 食品部門「銅賞」
日本パッケージデザイン大賞2013入選
世界包装機構「ワールドスター賞」
第6回ワーク・ライフ・バランス大賞 標語部門入選
ガイアフォトン®
LCC原紙(Less Caliper & Carbon Containerboard)
防炎段ボール『RAFEP(ラフェップ)』 防炎段ボール『RAFEP(ラフェップ)』 全体
八潮工場 八潮工場 武生工場
つがる弘前りんご贈答用ギフト箱
ミツカン様「 白だし」(業務用)/栗山米菓様「 とうもろこしあられ」/ ロッテ様「 ガーナチョコレートアイス」/ JAなめがた様「 さつま芋」 高天井用LED照明オール段ボール包装
東京総務部 総務課 長谷 有理子 広島工場製造部 製造課 城内 数成
※ 一部2013年度の評価も含みます 2009年11月、レンゴーは国連グローバル・コンパクトに参加し
ました。環境に優しい包装材である段ボールを起源とする当
社は、「人にも、環境にも優しく」を合言葉に、「包む」「装う」こと
を通じて、お客様の商品の価値を高め、「物の流れ」を最適化
することで社会に貢献しています。これからもたゆまぬイノベー ションで、パッケージングの新たな未来を切り拓くとともに、あら ゆる産業のすべての包装ニーズに積極的に働きかける提案型の 企業集団「ゼネラル・パッケージン
グ・インダストリー」を目指します。 その営みにおいて、当社は、国連 グローバル・コンパクトが提唱する 10原則に全面的に賛同するととも に、これからもその精神を尊重し ながら、企業市民として責任を果 たします。
2 0 1 2
2 0 1 2
年 度
年 度
活動報告
グループ経営会議 CSR 委員会
経営理念において「高い倫理観を持ち法令遵守を徹底し、 常に誠実に行動すること」という指針を掲げています。コンプ ライアンスとは単に法令の文言を遵守することにとどまら ず、法令の背後にある法の趣旨にもかなうこと、社会の期待 や要請に応えることと捉え、公正で誠実な経営の実践に努め ています。
基本的な考え方
コンプライアンス推進体制
当社は、全従業員に階層別のコンプライアンス教育を実施 しています。
新入社員には、コンプライアンスの重要性を集合研修で 教育し、意識と行動の徹底を図るとともに、管理職昇進者に は、職場でのコンプライアンスの徹底について管理職研修で 学ばせ、意識の徹底を図っています。
特に、独占禁止法については、グループ内の役員・管理職・ 営業担当の従業員を中心に研修会を開催し、独占禁止法遵 守の再徹底を図りました。なお2012年度は、研修会を16回 開催し、延べ1,478名が出席しました。
さらに全従業員を対象とした取り組みとして、グループ内の イントラネット上にコンプライアンスに関する専用ページ コン プライアンスの部屋 を開設し、分野ごとに、コンプライアンス に関するさまざまな事項を、クイズ、時事的な用語解説、対話 形式による解説などのコーナーを設けて掲載しています。 組み入れ、当社法務部より当社のコンプライアンス・CSRの取 り組み方針について講義するなど、当社グループ方針の海外 子会社への浸透、コンプライアンス意識向上に努めています。
コンプライアンス教育
当社の法令遵守体制の維持に関しては、従来、倫理委員会で 取り組んできましたが、2012年6月の公正取引委員会の立入検 査を受け、2012年7月に独立した常設の組織として「コンプライ アンス推進室」を新設し、コンプライアンス体制の強化と再構 築を進めています。
また、当社各事業部門、各事業所にコンプライアンス推進活動 の実行・責任を担う「コンプライアンス推進責任者」を任命し 体制の強化を図っています。さらに、グループ会社において もコンプライアンス推進室の新設、コンプライアンス推進責任 者の任命を進めています。
内部通報制度
当社では、法令違反行為などを未然に防ぐため、直属の上司を 通じた通常の業務報告ルートとは別に、従業員がコンプライ アンスに関する事項を連絡、相談することができる相談窓口 (企業倫理ヘルプライン)を設け、電話や電子メールなどに よる相談を受け付けています。また社内だけでなく、社外にも 相談窓口を設置し、より活用しやすい環境を整えました。 通報者のプライバシーを厳守するとともに、不利益な取扱 いを受けることのないよう、適正に対応しています。
海外子会社での取り組み
当社では、毎年中国子会社7社の経営責任者を集め、経営 会議を実施しています。
2010年よりコンプライアンスについても経営会議の議題に
コーポレート・ガバナンス
社会の信用と信頼を得られる企業であるために、コーポレート・ガバナンス体制と内部統制を整備し 意思決定の迅速化と業務執行に対する監督機能の強化を図っています。
CSRマネジメント
コンプライアンス
法令遵守にとどまらず、法の趣旨にかない、社会の期待や要請に応えられる企業を目指し グループをあげてコンプライアンスの意識浸透と徹底に取り組んでいます。
CSRマネジメント
基本的な考え方
社会の信用と信頼に足る企業であるために、迅速かつ正確 な情報開示に努め、健全で透明性の高い経営を目指しています。 「真理は現場にある」という基本理念のもと、権限の委譲、意思
決定の迅速化を図りながら、現在の制度をより一層強化するこ とで、コーポレート・ガバナンスをさらに充実させていきたいと 考えています。
内部統制
当社は会社法に基づく内部統制の整備の基本方針を策定 し、2006年5月の取締役会で決議しました。
2008年4月には、金融商品取引法における内部統制制度 に対応するため、日常業務から独立した部門である監査部を 新設し、同部内部統制監査グループによるモニタリングによっ て、全社的な内部統制、重要な業務プロセスに係る内部統制 の整備、運用状況の評価・改善を行っています。
2012年度においても、当社および当社の連結会社39社を 評価範囲として全社的な内部統制を、またこれらのうち当社を 含む重要な事業会社6社を選定して業務プロセスに係る内部 統制を評価した結果、2012年度期末日時点において当社の 財務報告に係る内部統制は有効であると判断しました。
取り組みについて
取締役会のほか、原則として月1回以上、経営幹部会や社内 役員会、部門連絡会などを開催し、重要な情報の共有化を図っ ています。2007年4月には、取締役会の一層の活性化を図り、 経営における意思決定の迅速化と業務執行に対する監督機能 の強化を目指し、執行役員制度を導入しました。
また当社では、監査役制度を採用しており、監査役による取 締役の職務執行に対する監査や、子会社の監査役と連携する など連結経営に対応した監査体制の整備に努めています。
独占禁止法についての研修会 コーポレート・ガバナンス体制図 (2013年6月27日現在)
選任/解任
選任/解任
選任/解任
選定/解職 監督
選任・再任の同意 会計監査相当性の判断
報告
報告
報告 報告
報告
報告
方針提示 報告
指示監督 重要案件の
付議・報告 計画具申報告等 方針提示計画等承認 監査
監査 監査
執行役員
倫
理
委
員
会
環
境
委
員
会
安
全
衛
生
委
員
会
広
報
委
員
会
C S
︵
顧
客
満
足
︶
委
員
会
株主総会
内部監査部門 監査役室
会計監査人
経営幹部会
(重要案件の審議等)
監査役会 監査役5名
(うち社外監査役3名)
代表取締役 取締役会
取締役15名
(うち社外取締役 1 名)
環境経営を効果的に推進するために、国内のすべての生産 拠点で国際規格であるISO14001に則った環境マネジメントシ ステムを構築し、認証を取得しています。
事業所・工場では内部監査を実施しており、2012年度は、全 社で改善指摘事項が53件という結果でした。既に全件とも是 正処置への対応がとられていることを確認しています。また、 外部審査における改善指摘事項はなく、システムを適切に運用 していることの確認が得られました。
環境マネジメントシステム
環境情報管理システム「エコループ」
環境法令の遵守
各種環境法令への遵守を確実なものとするため、国や周辺 地域の法令基準より厳しい自主規制値を設定し、管理しています。 全事業所・工場を対象に年2回実施している環境関連法の自己 チェックや環境マネジメントシステムでの内部監査・外部審査 で、2012年度は騒音、廃棄物処理法や毒劇物取締法の保管基 準違反など9件が抽出されました。すぐに対応可能なものにつ いては、速やかに対策を講じています。
また、水質汚濁防止法の改正に対しては、行政に問い合わせ をし、一部の事業所では新たに有害物質貯蔵指定施設の届出 を行い、法に基づく定期点検も開始しています。
環境に関する苦情件数
2012年度の苦情件数は3件でした。苦情を受けた工場ではそ の原因を究明し、すぐに対応可能なものについては速やかに対 策を講じています。すぐに対応できない場合は可能な限り応急 処置を施し、その後、抜
本的な対策を検討・実施 しています。
苦情をお寄せ下さった 方には現状とその対策方 法をご説明し、了解を得 るよう努力しています。
法令の遵守状況
従業員一人ひとりが生活のあらゆる場面で環境問題をよ り身近に捉えることができるよう、環境教育や啓発活動を推進 しています。
2012年度は新入社員を対象とした環境教育、事業所・工場 の実務担当者を対象とした廃棄物処理法に関する教育や、全 従業員を対象としたISO14001内部監査員養成講座を実施し ました。また、グループ報「RENJIN」では、地球や身の回りで現 実に起こっている環境問題や当社の環境に対する取り組みに ついて連載し、より多くの従業員やその家族へ環境保全に関 する意識の浸透を図っています。
環境教育
日常点検などによりさまざまなリスクを未然に防ぐ対策を講 じるとともに、油や薬品の漏えいなどの環境事故発生を想定し、
適切な対応ができるよう事業所・工場で訓練を年1回以上実施 しています。訓練実施後は、手順に問題がないかを検証し、
問題があれば手順の改定をしています。万が一、緊急事態や 事故が発生した場合には、人の安全を確保することを最優先 とし、近隣環境への被害の最小化、早期復旧、再発防止に努め、 迅速かつ的確に対応できる体制を構築しています。
なお、2012年度の環境事故は0件でした。
リスクマネジメント
事業所・工場の環境データを効率的に把握し、情報を共有 する環境情報管理システム「エコループ」を2010年から運用 しています。
「エコループ」では事業活動によるエネルギー使用量や二酸 化炭素排出量、廃棄物発生量などの環境データを一元管理し ています。システムの運用によりデータの精度向上を図ると ともに、環境情報を「見える化」することで従業員一人ひとりの 環境意識の向上を目指しています。また、現在はグループ各社 にも展開しており、グループ全体で環境情報管理の強化を図っ ています。
環境経営を推進するために、全社を統括する「環境委員会」 と事業所・工場に「事業所環境委員会」を設け、常に現状を見据 えた計画を実行する体制を整えています。
「環境委員会」は、全社での環境経営の強化を図ることを目的 とし、環境管掌役員を委員長として、生産部門や関連部門の担 当役員・部門長で構成されています。環境委員会は年2回開催 され、環境目標の達成状況や法の遵守状況を確認し、環境に関 する全社的な方向性や目標、計画などを審議し決定して、CSR 委員会に報告しています。また、ここでの決定事項をもとに「事 業所環境委員会」において具体的に協議され、周辺地域に根ざ した環境保全活動へと展開しています。
環境経営推進体制
項目
大気 水質 廃棄物 騒音・振動
臭気 その他
合計
0 0 1 7 0 1
9
0 0 0 2 1 0
3
法令違反件数 苦情件数
環境に関する法令遵守および苦情の状況
環境推進体制
環境マネジメント
地球環境や地域環境に配慮して事業活動を営むことは、企業の重要な経営課題の一つです。 マネジメント体制を整備し、改善すべき事項については速やかに対策を講じています。
【基本理念】
CSRマネジメント
レンゴーグループ環境憲章について
レンゴーグループ環境憲章
事業活動にともなう環境負荷の低減は、企業として最優先で 取り組むべき経営課題の一つであると認識し、環境に関する 経営方針として、1999年に「レンゴー株式会社環境憲章」を制 定しました。さらに、創業100周年を迎えた2009年には、これを
「レンゴーグループ環境憲章」として改定し、レンゴーグループ の新たな100年に向けた環境に関する長期経営方針として 制定しました。
レンゴーグループは、地球環境に配慮した経営を実践することが、企業の持続的発展に不可欠であるとの認識に立ち、 グループあげて環境保全活動に継続的に取り組む。
環境に関わる法規・条例・協定を遵守することはもとより、環境への負荷を更に低減するための環境保全活動についても積極的に取り組む。
【基本方針】
❶ 環境法令の遵守
省エネや、新エネルギーを活用するグリーンニューディールを推進し、2050年までに二酸化炭素の排出量を1990年度実績の半減を目指す。
❷ 地球温暖化対策の推進
古紙利用のための先進技術に取組み、リサイクルの促進と更なる古紙資源の有効利用に努め、循環型社会形成に貢献する。
❸ 資源の有効利用の推進
廃棄物の発生を抑制し、再利用、再資源化により最終処分量の低減に努める。
❹ 廃棄物の発生抑制と有効利用の推進
パッケージング・ソリューション・カンパニーとして、環境負荷の小さい製品の研究・開発に努め、環境に配慮した製品を供給する。
❺ 環境負荷の小さい製品の研究・開発と供給
環境に配慮した資材の調達に努めるとともに、生産活動による環境負荷を積極的に低減する。
❻ 環境に配慮した資材の調達と生産活動の推進
海外事業活動においては、当該国の環境規制を遵守し、地域の状況に応じた適切な環境保全に努める。
❼ 環境に配慮した海外事業活動の推進
環境意識の向上を目的とした広報、啓発を行うとともに、地域や社会の環境保全活動への参加・協力も積極的に行う。
2009年4月12日制定
❽ 広報、啓発、社会活動の促進
環境に関する方向性の決定・結果の検討および見直し ○ 環境憲章に関する検討・提言
○ 環境保全活動体制に関する審議・決定 ○ 全社環境目標や重点施策に関する審議・決定 ○ 法規制対応事項に関する検討
○ その他の事項に関する検討
委 員 長:環境管掌役員 環 境 委 員 会
環境保全計画の実行、見直し ○ 年度目標、計画の作成 ○ 計画実行の推進 ○ 実行結果の検討、見直し
事業所環境委員会
メンバー:関連組織の部門長
委 員 長:事業所長・工場長 メンバー:各部門長他
ACTION PLAN CHECK DO
環境事故対応訓練 廃棄物処理法研修会